Baby Princess 星花の日記の考察その1
2009年12月3日 趣味今日は星花の日記の考察をしようかと。
三国志ファンの人が期待した日記になっているかどうかです。
文章中、登場人物の字は省略しております。
最後にまとめて表記しておりますので、後学のためにどうぞw
まずは、1回目 冬休みの宿題 より
冬休みの宿題で読書感想文を書く際に三国志を読んだ、
と書いてあります。何度も読んでいるとも。
星花が好きなのは、劉備 関羽 張飛 の三兄弟。
三国志ファンからすれば、三国志演義の主人公三人ですね。
ここで、三国志ファンの人がまずどう思うか。
自分は、夢想や無双をよく知らないので分かりませんので、
現在は魏呉蜀のどのファンが多いのか分かりませんが、
蜀ファンである人なら納得できるかと思います。
呉や魏のファンでしたら、色々対話をしてみたいかと考えるかと。
ちなみにこの頃の自分は呉のファンです。
主に魯粛。呉の大都督が好きですね。
晋対呉の三国時代最後の戦いとかを調べたりしてました。
さて、ここでの星花の劉備三兄弟の説明文を抜粋
「血筋正しいヒーローの劉備様に
賢くて冷静でそれでいて心底強い関羽様。
ちょっぴり頭のかるい風に書かれている張飛様だって――
剣を取れば無敵の強さだし、突破力は誰にも負けなくて
これぞ、豪傑!っていう感じです」
劉備は漢の皇帝の血をひいているので血筋正しいヒーロー。
初期の劉備軍では参謀の役割を果たす関羽。
で、張飛の表記ですが、「剣」と書かれています。
星花が意識して書いたかどうかはわかりませんが、
張飛が基本的に使う有名な武器は「蛇矛」です。
これについて豆知識。
三国志演義では、三人が桃園の誓いをして義兄弟になり、
義勇軍を募ったとき、兵士達の軍備をどうするか、
といったところで、張世平という豪商が劉備たちの手助けをしてくれます。
その際に、
劉備は、雌雄一対の剣
関羽は、青龍偃月刀
張飛は、蛇矛
を作ってもらいました。(三国無双からの人ならこの辺りの知識があるはず)
で、さらに豆知識なのですが、青龍偃月刀 も 蛇矛 も実際に
中国で使われた武器なのですが、実はこれらの武器が実際に使用されたのは、
三国時代よりはるか未来の明の時代です。
なぜこうなっているのかですが、
三国志演義の著者とされている、羅貫中がこの時代の人だからです。
(この作者や三国志演義のできるところも諸説ありますが省略)
なので、本来なら張飛が持っている武器は剣 槍 矛 あたりが妥当なのです。
馬上の戦いでは槍が良く使われますが、
徒歩ですと、剣が主力になります。
(矛の派生で、戟とかもありますが詳しくは省略)
で、最初の義勇軍の頃は剣を用いて戦っていたと思われるので、
「剣」という表記を選んだのかと思われます。
なぜ最初の義勇軍の頃を選んだと推測できるかと言うと、
その後にある表記、
「憧れの関羽様みたいな知将」
といった記述があるからです。
三国志を知っている人なら、関羽は知将ではなくて、
武将と感じるでしょう。
ここで関羽が知将と出てくるのは、まだ諸葛亮と出会ってなくて、
劉備の軍に知将と呼べるものが居らず、参謀的な役割ができるのが、
学問を一通り修めている関羽だけだったからです。
(演義でもパターンが色々あって、劉備に出会う前の関羽の職業
は色々あります。町の役人 塾の先生 塩の商人 商人の護衛 等)
さて、星花は次に、男の子に生まれて、
関羽みたいに兵法を学んで、
劉備に仕えたいと言ってますが、原文抜粋
「それで、きっと星花は臆病だから、
どんなにがんばっても張飛様みたいにはなれないから――
憧れの関羽様みたいな知将を目指して
一生懸命、兵法を勉強するんです。
そして劉備様みたいな
男気いっぱいの高潔な方にお仕えして――。」
この後の日記でもよく出てきますが、星花は自分のことをよく、
臆病だと言ってます。きっと三国志に出会うまで、
小さい頃なんかは、さくらに似ていたのではないだろうかと思います。
三国志に出会ってからは、それを克服というか、
他人にあまり悟らせないようにするために、
カンフーを習い始めたのかと思います。
で、ここでも関羽を知将と書いていることから、
推測ですが読書感想文の内容が初期の義勇兵~董卓討伐くらい
だったのかと思います。
さて、劉備の表記ですが、男気いっぱい 高潔 となってます。
演義での評価ですね。
中国での理想の君主像は、儒教に則って理想化され、
高潔な存在で、部下に恵まれる形になります。
これは、前漢の創始者 劉邦 にも言えます。
その後の日記の表記では、星花は命に代えても兄に仕えるという事を
書いてくれています。
このとき、主人公を兄貴と呼んでます。
星花の基本的な主人公の呼び方はお兄ちゃんです。
このときの心情として、劉備と関羽を理想とする星花自身を、
張飛と同じ位置において、張飛の劉備への呼び方、「兄貴」と
なったのかと思います。
そして、最後に貂蝉キーホルダー。
演義好きの人なら分かっていると思いますが、
貂蝉は、三国志演義一の美人(美少女)です。
なんだかんだいっても、このあたり女の子だなぁ、と思えますw
本文抜粋
「この前、街で貂蝉キーホルダーを見つけました。
ハートがいっぱい付いてて、すっごくラヴリーなの
すごく気に入ったので、学校の鞄に付けました。」
普通に三国志が好きだったら、ハートとか、ラヴリーなんて
表記は避けるかと。まだまだ女の子なのですw
さて、日記数日分を書こうと思ってたのですが、
1回目だけで、これだけの量になったので次はまたいずれ。
最後に、字 紹介
劉備 玄徳
関羽 雲長
張飛 翼徳 (正史では、益徳)
諸葛亮 孔明
魯粛 子敬
劉邦 季 (前漢までの時代は、字は一文字が基本)
さて、星花の日記をもとに、
三国志について色々語りましたがどうだったでしょうか。
この回は、三国志ファンも納得の出来だったと思います。
今後も、星花の日記を深読みしていきますw
三国志ファンの人が期待した日記になっているかどうかです。
文章中、登場人物の字は省略しております。
最後にまとめて表記しておりますので、後学のためにどうぞw
まずは、1回目 冬休みの宿題 より
冬休みの宿題で読書感想文を書く際に三国志を読んだ、
と書いてあります。何度も読んでいるとも。
星花が好きなのは、劉備 関羽 張飛 の三兄弟。
三国志ファンからすれば、三国志演義の主人公三人ですね。
ここで、三国志ファンの人がまずどう思うか。
自分は、夢想や無双をよく知らないので分かりませんので、
現在は魏呉蜀のどのファンが多いのか分かりませんが、
蜀ファンである人なら納得できるかと思います。
呉や魏のファンでしたら、色々対話をしてみたいかと考えるかと。
ちなみにこの頃の自分は呉のファンです。
主に魯粛。呉の大都督が好きですね。
晋対呉の三国時代最後の戦いとかを調べたりしてました。
さて、ここでの星花の劉備三兄弟の説明文を抜粋
「血筋正しいヒーローの劉備様に
賢くて冷静でそれでいて心底強い関羽様。
ちょっぴり頭のかるい風に書かれている張飛様だって――
剣を取れば無敵の強さだし、突破力は誰にも負けなくて
これぞ、豪傑!っていう感じです」
劉備は漢の皇帝の血をひいているので血筋正しいヒーロー。
初期の劉備軍では参謀の役割を果たす関羽。
で、張飛の表記ですが、「剣」と書かれています。
星花が意識して書いたかどうかはわかりませんが、
張飛が基本的に使う有名な武器は「蛇矛」です。
これについて豆知識。
三国志演義では、三人が桃園の誓いをして義兄弟になり、
義勇軍を募ったとき、兵士達の軍備をどうするか、
といったところで、張世平という豪商が劉備たちの手助けをしてくれます。
その際に、
劉備は、雌雄一対の剣
関羽は、青龍偃月刀
張飛は、蛇矛
を作ってもらいました。(三国無双からの人ならこの辺りの知識があるはず)
で、さらに豆知識なのですが、青龍偃月刀 も 蛇矛 も実際に
中国で使われた武器なのですが、実はこれらの武器が実際に使用されたのは、
三国時代よりはるか未来の明の時代です。
なぜこうなっているのかですが、
三国志演義の著者とされている、羅貫中がこの時代の人だからです。
(この作者や三国志演義のできるところも諸説ありますが省略)
なので、本来なら張飛が持っている武器は剣 槍 矛 あたりが妥当なのです。
馬上の戦いでは槍が良く使われますが、
徒歩ですと、剣が主力になります。
(矛の派生で、戟とかもありますが詳しくは省略)
で、最初の義勇軍の頃は剣を用いて戦っていたと思われるので、
「剣」という表記を選んだのかと思われます。
なぜ最初の義勇軍の頃を選んだと推測できるかと言うと、
その後にある表記、
「憧れの関羽様みたいな知将」
といった記述があるからです。
三国志を知っている人なら、関羽は知将ではなくて、
武将と感じるでしょう。
ここで関羽が知将と出てくるのは、まだ諸葛亮と出会ってなくて、
劉備の軍に知将と呼べるものが居らず、参謀的な役割ができるのが、
学問を一通り修めている関羽だけだったからです。
(演義でもパターンが色々あって、劉備に出会う前の関羽の職業
は色々あります。町の役人 塾の先生 塩の商人 商人の護衛 等)
さて、星花は次に、男の子に生まれて、
関羽みたいに兵法を学んで、
劉備に仕えたいと言ってますが、原文抜粋
「それで、きっと星花は臆病だから、
どんなにがんばっても張飛様みたいにはなれないから――
憧れの関羽様みたいな知将を目指して
一生懸命、兵法を勉強するんです。
そして劉備様みたいな
男気いっぱいの高潔な方にお仕えして――。」
この後の日記でもよく出てきますが、星花は自分のことをよく、
臆病だと言ってます。きっと三国志に出会うまで、
小さい頃なんかは、さくらに似ていたのではないだろうかと思います。
三国志に出会ってからは、それを克服というか、
他人にあまり悟らせないようにするために、
カンフーを習い始めたのかと思います。
で、ここでも関羽を知将と書いていることから、
推測ですが読書感想文の内容が初期の義勇兵~董卓討伐くらい
だったのかと思います。
さて、劉備の表記ですが、男気いっぱい 高潔 となってます。
演義での評価ですね。
中国での理想の君主像は、儒教に則って理想化され、
高潔な存在で、部下に恵まれる形になります。
これは、前漢の創始者 劉邦 にも言えます。
その後の日記の表記では、星花は命に代えても兄に仕えるという事を
書いてくれています。
このとき、主人公を兄貴と呼んでます。
星花の基本的な主人公の呼び方はお兄ちゃんです。
このときの心情として、劉備と関羽を理想とする星花自身を、
張飛と同じ位置において、張飛の劉備への呼び方、「兄貴」と
なったのかと思います。
そして、最後に貂蝉キーホルダー。
演義好きの人なら分かっていると思いますが、
貂蝉は、三国志演義一の美人(美少女)です。
なんだかんだいっても、このあたり女の子だなぁ、と思えますw
本文抜粋
「この前、街で貂蝉キーホルダーを見つけました。
ハートがいっぱい付いてて、すっごくラヴリーなの
すごく気に入ったので、学校の鞄に付けました。」
普通に三国志が好きだったら、ハートとか、ラヴリーなんて
表記は避けるかと。まだまだ女の子なのですw
さて、日記数日分を書こうと思ってたのですが、
1回目だけで、これだけの量になったので次はまたいずれ。
最後に、字 紹介
劉備 玄徳
関羽 雲長
張飛 翼徳 (正史では、益徳)
諸葛亮 孔明
魯粛 子敬
劉邦 季 (前漢までの時代は、字は一文字が基本)
さて、星花の日記をもとに、
三国志について色々語りましたがどうだったでしょうか。
この回は、三国志ファンも納得の出来だったと思います。
今後も、星花の日記を深読みしていきますw
コメント